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洲崎神社(すのさきじんじゃ)〜 源頼朝が再起を誓った「リベンジの神様」

神様への参拝

房総半島の最南端、海と山の境に鎮座する洲崎神社(すのさきじんじゃ)
安房国一宮として古代から朝廷の崇敬を受け、
「后神天比理乃咩命神社」として『延喜式』にも記された由緒正しき古社です。
源頼朝が敗戦から立ち上がる祈願を捧げたことから、
「再起・復活の神」「リベンジの神様」としても知られています。
海に面した鳥居と富士の眺望、勇壮な例祭「御浜出」など、
歴史と自然、信仰が交錯する安房の聖地です。

基本情報

  • 所在地:千葉県館山市洲崎1344
  • 創建:神武天皇の御代(紀元前660年頃)と伝わる
  • 主祭神:天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)
  • 配祀神:天太玉命(あめのふとだまのみこと)、天富命(あめのとみのみこと)
  • 旧社格:安房国一宮、旧県社
  • 文化財指定
     ・「みのこ踊り」千葉県指定無形民俗文化財
     ・本殿(館山市指定有形文化財)
     ・洲崎神社自然林(千葉県指定天然記念物)

御祭神とご利益

◆御祭神:天比理乃咩命(あめのひりとめのみこと)

安房神社の御祭神である天太玉命の后神で、元の名を「洲ノ神(すさきのかみ)」と称します。
安産・家庭円満・航海安全を司る女神です。

【ご利益】

・再起・復活(源頼朝の故事)
・厄除開運
・海上安全・航海守護
・安産・子授け
・五穀豊穣・家内安全

歴史と由緒

洲崎神社の創祀は、神武天皇の御代にまで遡ると伝えられています。
この地を開拓した天富命(あめのとみのみこと)が、祖神である天太玉命とその后神・天比理乃咩命を祀ったのが始まりとされ、古代から安房国の重要な神社として崇敬されてきました。

平安時代には『延喜式神名帳』に「后神天比理乃咩命神社」として記される式内大社で、朝廷から正式に認められた格の高い神社でした。海上交通の要衝に位置していたことから、航海安全の守護神としても地域に欠かせない存在でした。

中世には、源頼朝との深いゆかりが生まれます。
治承四年(1180年)、石橋山の戦いで敗れ安房へ逃れた頼朝は、当社で再起を祈願しました。
その後、勢力を盛り返し鎌倉幕府を開いた故事から、洲崎神社は「再起・復活の神様」として信仰されるようになりました。

江戸時代には徳川家から朱印領が寄進され、文化九年には松平定信が「安房国一宮洲崎大明神」の扁額を奉納。近代には県社に列格し、地域の中心神社として現在までその地位を保ち続けています。

祭事と伝統芸能

  • 例祭(8月21日)
     千葉県指定無形民俗文化財「みのこ踊り」と「御浜出」が行われる。
     - みのこ踊り:少女たちが扇と御幣を持って踊る古式舞。
     - 御浜出(みはまで):神輿を担ぎ、海浜へ急坂を駆け下りる勇壮な神事。
  • その他祭礼:年始祭、春祭、祈年祭、新嘗祭など。

見どころ・境内の雰囲気

本殿
三間社流造、銅板葺き。館山市指定文化財。

厄祓坂
150段の石段を登る「修行の坂」。

富士遥拝所
鳥居の奥に富士山を望む絶景スポット。
横には「幸せの鐘」が設置。

浜の鳥居
海越しに富士山を望む絶景スポット。

御神石
三浦半島の安房口神社と対をなす「湾の守護石」。

御手洗山自然林
千葉県指定天然記念物。神域らしい原始林の雰囲気。

源頼朝公笠掛けの松・矢尻の井戸
頼朝伝承を今に伝える史跡。

稲荷神社
御祭神:宇迦之御魂神

金毘羅宮
御祭神:金毘羅大神

長宮
御祭神:大物主命、須佐之男命、大山津見命、豊玉彦命

祈祷と参拝案内

御朱印
 ・直書き=土日祝の9時~15時(社務所)
 ・書置き=平日は随身門に設置

アクセス

住所:千葉県館山市洲崎1344

公共交通:JR館山駅よりJRバス洲崎方面行きで約30分、「洲の崎神社前」下車徒歩5分

:富津館山道路「富浦IC」から約30分

駐車場:無料(約20台)

まとめ

洲崎神社は、「再起」「航海」「安産」の三徳を併せ持つ、安房国の歴史と信仰を象徴する神社です。

源頼朝が祈りを捧げた地として、人生の転機に訪れる人も多く、海と富士を望む絶景の中で「再び立ち上がる力」を授かることができます。

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