海と嵐を司る荒ぶる神、須佐之男命。
激しい気性と反骨の魂を持ちながらも、八岐大蛇(やまたのおろち)を討ち、国を護る英雄としても知られています。
天界を追放された彼は、地上で試練を乗り越え、やがて「破壊から再生を導く神」として尊ばれるようになりました。
神様の基本情報

名前(正式名称・別名)
須佐之男命(すさのおのみこと)/建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)
主なご利益
・厄除け
・勝負運
・縁結び
・災難除け
・再生
・勇気
※ご利益は各地の信仰・伝承に基づく後世の解釈を含みます。
所属する神系譜
天つ神➡国つ神
三貴子(みはしらのうずのみこ)の一柱
神格と性質
荒ぶる海神
嵐・風雨の神
再生と浄化の神
神様を表すシンボル
・天羽々斬剣(あめのはばきりのつるぎ):八岐大蛇を斬った神剣
・八岐大蛇:試練の象徴
・海/波:荒れ狂う力と浄化の象徴
・青/藍色:海と風を司る色
登場する神話・物語
『誓約(うけい)』
姉・天照大神と誓い合い、清き心を証明する。
『高天原追放』
乱暴を働いた末に天界を追われる。
『八岐大蛇退治』
出雲の地で大蛇を斬り、クシナダヒメを救う。
『天叢雲剣の発見』
大蛇の尾から現れた剣を天照大神に献上。
『出雲国の開拓』
根の国に降り立ち、国造りの基礎を築く。
ゆかりの神社
【全国の代表的な神社】
- 須佐神社(島根県出雲市)
出雲に鎮座する須佐之男命の本宮。
静謐な森に包まれた神域で、生命力の蘇りを祈願する参拝者が多い。 - 八重垣神社(島根県松江市)
須佐之男命と櫛稲田姫(クシナダヒメ)を祀る縁結びの聖地。
鏡の池の縁占いが有名。
【関東・千葉県の神社】
- 氷川神社(埼玉県さいたま市)
関東の総鎮守。
須佐之男命を主祭神とし、厄除け・開運の神として篤く信仰される。 - 検見川神社(千葉県千葉市)
全国で流行した疫病を鎮めるために、須佐之男命が祀られた。
神様のエネルギーとメッセージ
- エネルギーの質:
激しさの中に純粋な正義を秘めた力。混乱を切り裂き、停滞を一掃する変革のエネルギー。 - 日常生活へのメッセージ:
恐れずに立ち向かいなさい。怒りや葛藤の奥にも、本当の優しさと使命が眠っています。
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