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稲毛浅間神社 ~ 千葉の海辺に鎮座する、安産と子育ての守護神

神様への参拝

千葉市稲毛区にある「稲毛浅間神社(いなげせんげんじんじゃ)」は、1200年以上の歴史を誇る古社です。

浅間神社は主に富士山に対する信仰(富士信仰/浅間信仰)の神社です。

富士山本宮浅間大社から勧請されたこの神社は、美しい松林に囲まれ、古くから地域の人々に愛されてきました。

主祭神・木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)は安産・子育ての守護神として有名で、今も妊婦さんや家族連れの参拝者で賑わいます。

さらに富士山の神ということもあり、登山の安全祈願をされる方も多く訪れます。

稲毛浅間神社

基本情報

  • 所在地
    千葉県千葉市稲毛区稲毛1丁目15-10
  • 創建
    大同三年(808年)
  • 主祭神
    木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)
  • 配祀神
    瓊々杵尊(ににぎのみこと)、猿田彦命(さるたひこのみこと)
  • 旧社格
    村社
  • 文化財指定
    千葉県指定無形民俗文化財「十二座神楽舞」
    千葉市指定天然記念物「稲毛の松林」
神楽

御祭神とご利益

木花咲耶姫命
富士山の噴火を鎮めるために、富士山自体を神体としてる「富士山の神」です。

安産・子育て・火難除け。
日本神話で炎の中で無事に子を出産した伝承から、特に安産の守護神として信仰を集めます。

瓊々杵尊
国土安泰・家内安全・産業発展。
木花咲耶姫命の夫神であり、地域と家庭の繁栄を見守ります。

猿田彦命
道開き・交通安全・厄除け。
天孫降臨で道案内をした神で、物事を良い方向へ導く力があるとされています。

歴史と由緒

稲毛浅間神社は、平城天皇の御代・大同三年(808年)に、富士山本宮浅間大社の御分霊を勧請して創建されました。

  • 源頼朝の祈願
    治承四年(1180年)、源頼朝が武運長久を祈願した記録が残ります。
  • 千葉氏の信仰
    千葉氏の守護神として代々崇敬されました。
  • 社殿の変遷
    文治三年(1187年)の再建以降、江戸時代には広大な境内を誇りましたが、明治維新後に縮小。
    昭和39年(1964年)の火災で社殿が焼失し、昭和41年(1966年)に再建されました。
  • 景観の変化
    かつては海岸近くに位置していましたが、埋め立てによって現在は市街地に囲まれています。

事と伝統芸能

  • 例大祭(7月14日・15日)
    千葉市内最大級の夏祭りで、約500の露店が並び、十数万人が訪れます。
    境内では「十二座神楽舞」が奉納され、伝統芸能を今に伝えています。
  • 冬の祭事(1月14日)
    かがり火を焚き、安産と家内安全を祈願する神事が行われます。

見どころ・境内の雰囲気

稲毛の松林
境内一帯に広がる松林は千葉市の天然記念物。
かつての海岸風景を思わせる名勝です。

一の鳥居
かつては海中に立っていた鳥居。
現在は神社向かいの国道14号線沿いに移設されています。

摂社・末社巡り
厳島神社、小御嶽社、八坂神社、大宮神社、稲荷神社など多くの社が並び、多彩なご利益を授かることができます。

【厳島神社】
御祭神:市杵島姫命(いちきしまひめ)
芸能の神・福の神・水の神・商売繁昌の神

稲毛浅間神社(厳島神社)
稲毛浅間神社(厳島神社)

【小御嶽社】
御祭神:磐長姫命(いわながひめのみこと)
延命長寿の神

稲毛浅間神社(小御嶽社)
稲毛浅間神社(小御嶽社)

【八坂神社】
御祭神:
須佐之男命
(すさのおのみこと)
病気退散の神

稲毛浅間神社(八坂神社)

【大宮神社】
御祭神:大山祇神(おおやまづみのかみ)
海上安全の神

稲毛浅間神社(大宮神社)

【稲荷神社】
御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
商売繁昌・財運の神・家運隆昌・稲運の神

稲毛浅間神社(稲荷神社)

【小室神社】
御祭神:木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
安産・子育ての神

【若宮神社】
御祭神:彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
農工・畜産の神

【香取神社】
御祭神:経津主命(ふつぬしのみこと)
産業発展・武道の神

祈祷と参拝案内

主な祈祷
安産祈願、初宮詣、七五三、厄除、八方除、交通安全、病気平癒、試験合格など。

申込方法
参拝当日に社務所で受付(平日9:00~13:15、土日祝9:00~14:15)。


アクセス

電車
京成「稲毛駅」から徒歩5分
JR総武線「稲毛駅」から徒歩15分
JR京葉線 稲毛海岸駅より徒歩20分

バス
JR総武線 稲毛駅よりちばシティバス、稲毛海岸駅行き「浅間神社」下車
JR京葉線 稲毛海岸駅よりちばシティバス、稲毛駅行き「浅間神社」下車


【東京方面より
京葉道路・幕張IC/東関東自動車道・湾岸習志野ICより国道14号線千葉方向6km(約15分)

【千葉方面より】
国道14号線・稲毛浅間神社前交差点 右手
交差点Uターンのち駐車場入口を左折

【八千代方面より】
国道16号線・穴川十字路右折5km
JR総武線ガードを通過、京成稲毛駅踏切通過、交差点を左折ののち駐車場入口を左折

駐車場

  • 参拝者駐車場(有料)
  • 周辺コインパーキング多数(徒歩1~8分圏内)
    ※例大祭や年末年始は大変混雑するため公共交通機関の利用がおすすめです。

まとめ

稲毛浅間神社は、安産・子育ての守護神として信仰を集めるとともに、千葉市内最大の夏祭りを担う活気ある神社です。

由緒ある歴史や松林の景観、境内社を巡る楽しみなど、見どころも豊富。

家族の節目や人生の祈願に訪れるのはもちろん、文化や歴史に触れる散策スポットとしてもおすすめです。

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