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【神様図鑑】国之常立神とは?大地の恒常性を象徴するご利益と神話を解説

神様図鑑

天地がまだ定まらず、混沌としていた世界。
そこに現れたのが、国之常立神(くにのとこたちのかみ)です。

天を支える天之常立神と対をなす存在であり、地上世界で国土を永遠に支える「地の根源神」として位置づけられています。

その名は「国が常に立ち続ける」という意味を持ちます。
地上世界の安定と繁栄の象徴。

古代から国家的祭祀において重視され、「国の始まりを守る神」として崇められてきました。

神様の基本情報

国之常立神

名前(正式名・別名)
国之常立神(くにのとこたちのかみ)
別名:国常立尊(くにのとこたちのみこと)、国底立尊(くにのそこたちのみこと)など

主なご利益
・国家安泰、国土安泰
・産業振興
・五穀豊穣
・家内安全
・無病息災
・交通安全
・厄除け・開運招福

所属する神系譜
天津神
神世七代(かみよななよ)の最初に登場する神。
天之常立神(天の恒常性)と対をなす「地の恒常性」を象徴する神。

神格と性質
・大地の恒常性・不動性の象徴
・国土の守護神
・秩序と基盤を司る根源神

神様を表すシンボル
・大地
・地盤や基礎
・山や岩の堅固さ
・「常に続く国」の観念

登場する神話・物語

登場神話
『古事記』:神世七代の最初の神として登場しています。
『日本書紀』:本文では天地開闢の最初に現れる神とされる場合もあり、位置づけに差異があります。

関連神話のあらすじ
天地の混沌が分かれ、天之常立神に続いて現れたのが国之常立神です。
その名の通り「地上国土が永遠に立ち続ける」存在を象徴し、国土の基盤を成した後、他の神々に舞台を譲っています。

印象的な特徴
・具体的な物語性は乏しいが、国土そのものを支える根源的存在
・日本の神話において「地上世界の始まり」を告げる神格
・国家祭祀との結びつきが強い

ゆかりの神社

【全国の代表的な神社】

  • 御嶽神社(長野県木曽郡)
  • 熊野速玉大社(和歌山県新宮市)…相殿に祀られる

【関東・千葉県の神社】

  • 御岩神社(茨城県日立市)
  • 大宮神社(千葉県市原市)

神様のエネルギーとメッセージ

エネルギーの質
・大地に根を張るような安定性
・地盤を強化し、継続的に支える力
・「続ける力」「安定させる力」を授ける

日常生活へのメッセージ
・人生の基礎を見直したいとき
・地に足をつけて取り組みたいとき
・家族や事業を長く続けていきたいとき
→ 国之常立神は「揺るがない地盤」を与えてくれる存在です。

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